先日 静岡市で1991年に設計させていただいたフェルケール博物館を来訪しました。

清水港を中心に、港の歴史から未来までを総合的に紹介している、また展示物に直接手を触れられる珍しい博物館です。

清水港に関係する船の模型や航海に必要な船舶関連品、港湾労働者が使用していた荷役道具などで港の歴史や役割を紹介しています。

ちょうど、近くの小学校の社会科見学と重なり、たくさんの小学生の生き生きとした表情をたくさん見ることができました。

帆船を見ながら、一生懸命メモをとっていたり、展示物に感嘆の声をあげて見入っていたりする子供達の姿を見ていると、この博物館は30年経った今もその時代、その時代で地域に根ざして愛されていることを感じ、設計者として嬉しい時間を過ごすことができました。

マスクをして博物館を見学したという思い出が笑い話になるような時に早くなってもらいたいと願いつつ、館を後にしました。