室津海の家

室津海の家

Concept

下関から車で1時間ほどの日本海に面した別荘である。室津の漁村を過ぎ、穏やかな湾の根元の高台に敷地はある。施主様のお父様は海軍を経て造船に従事し定年を迎えられた。手漕ぎボートで海に出て釣りをするのが夢であった。建物は海側に寄せて配置し、南側・山に面した庭を広く確保した。駐車スペースからは、庭に沿って設けた海風を防ぐ塀を巡って玄関にアプローチする。湾が一望できる2階に居住スペースを設け、コンクリート造の1階は雨天時のバーベキューの場であり、木工の作業場であり、ボート置き場等オープンスペースとして計画した。

Data

所在地:山口県豊浦町
構造規模:RC造、木造 地上2階
延床面積 :161.41㎡
竣工 :1998年
施工:寺内建設